グループ展に参加します。 金属工芸作家による根付と置物展2024 2024年9月7日[土]~15日[日] ※9日[月]休 13:00〜19:00(最終日は18:00まで)花影抄 展示室
22日 2月 2024
上野玉水は小禽の木彫で知られ、三の丸尚蔵館に《粟鶉》が収蔵されている。同作は三の丸尚蔵館の平成27年の展覧会図録『鳥の楽園-多彩、多様な美の表現』に掲載されており、解説には「昭和六年に伏見区長長間部忠雄より秩父宮家へ献上された品」とある。...
30日 1月 2024
下記書籍に、1904年のセントルイス万国博覧会に出品された下条正雄(下条桂谷)の屏風の図版が掲載されている(下条は同博覧会で金牌受賞)。 Illustrations of selected works in the various national sections of the Department of art, with complete list of awards by the International jury, Universal expositions, St. Louis, 1904. https://babel.hathitrust.org/cgi/pt?id=chi.73257720&seq=364&q1=and
昭和12年5月、「白鶴翁」嘉納治兵衛が催した茶会「白鶴山荘春季美術館釜」の飾付けに、鷹の自在置物が用いられていたことを、当時の『茶道月報』の記事が伝えている。 『茶道月報』(319),茶道月報社,[1937-07] https://dl.ndl.go.jp/pid/11208215/1/52...
以前スウェーデンの東アジア博物館所蔵の自在置物について紹介したが、同じく北欧のノルウェー国立美術館オンラインコレクションでも自在置物がいくつか公開されている。同館は2022年に北欧最大級の美術館としてオスロにリニューアルオープンしたという(https://www.norway.no/ja/japan/norway-japan/news-events/news/33/)。 確認できる自在置物は以下のとおりである。...
明治天皇が自在置物に興味を惹かれていたことを記した、沢田撫松編『明治大帝』(帝国軍人教育会...
岡山出身で後には京都で活動した明治の金工家、正阿弥勝義の銘があるムカデの自在置物が現存している可能性があることがわかった。 1898年に英国で出版された日本美術コレクションのカタログにムカデの自在置物が記載されている。ムカデは鉄製で大きさは17 1⁄2インチと記されており、銘は正阿弥勝義となっている(Michael Tomkinson, A Japanese Collection Volume 2, London,...
平凡社『太陽』1984年1月号に、冨木宗行氏の父で高瀬好山工房の工人であった「宗好」を紹介する記事が掲載されている。「京の手わざ」と題されたその記事は、文・松本章男、写真・石元泰博によるもので、この号から新連載となっている。1983年10月の東京国立博物館の特別展「日本の金工」で初めて自在置物が紹介されてから間もない頃で、まだ自在置物や高瀬好山については現在ほど知られていなかったと考えられる。しかし、京都に生まれた松本章男は、高校時代の正月に見た、友人の家に飾られていた富木宗好氏の伊勢海老のことを鮮明に憶えていたのだという。 冨木宗好氏は、幼少時に父が早世したため高瀬好山のもとで育った。記事では、好山の作品を朴炭で研ぎ続ける毎日だったという少年時代のエピソードなども紹介されている。2016年「驚きの明治工藝」展図録には冨木宗行氏へのインタビューが掲載されているが、それと並んで冨木家の工人の姿を伝える貴重なものといえるだろう。 石元泰博による写真には、金象嵌の赤銅製の蝶、銀製伊勢海老の自在置物、宗好氏の手を大きく写したものもある。高知県立美術館には石元作品のアーカイブ活動を行う石元泰博フォトセンターが存在するので、こうした写真も何らかの形で展示される日が来るかもしれない。 「京の手わざ」の連載は1988年に學藝書林『京の手わざ―匠たちの絵模様』として単行本になっており、この記事も連載時と同じくカラー写真とともに収録されている。
05日 11月 2022
“KOGEI Next” Exhibition 2022 に参加いたします。 2022年11月18日(金) ・19日(土) November 18th & 19th Open11:00〜20:00 Free Admission ※入場無料(但し、トークショー開催時間中は有料チケットもしくは整理券をお持ちの方のみ入場可) 六本木ヒルズ「Hills Cafe / Space」 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド2F 営業時間/11:00-20:00(コロナ渦による変更の可能性あり) Roppongi Hills Mori...
川崎正蔵は川崎造船所の創業者で、日本初の私立美術館「川崎美術館」を創設した実業家である。その収集品図録『長春閣鑑賞 第六集』(國華社 大正3年)に一対の鉄製人物置物が掲載されており、「恐く明珍家の名匠の手になりしものなるべし」としている。 この作品で想起されるのは、原田一敏「自在置物について」『MUSEUM 東京国立博物館美術誌』第507号...